横浜市立南高等学校附属中学校合格(その1公立中高一貫校の勉強法)

 今回は神奈川県の公立中高一貫校(特に南附中とサイエンス)の勉強法について書かせていただきます。

 

〇小学校で学ぶべき基礎学力を身につける。

 抽象的なので具体的に書かせていただくと、中学受験の四科目の平均偏差値が首都圏模試50四谷大塚43ベルまでの学力を身につけるということです。(そんなに難しいレベルではない)

このレベルまで到達できないと記念受験になってしまいます。

 

〇資料を読み取る力をつける。

 簡単でしかも時事問題にもなる「今解き教室」を使って、基礎を固めます。簡単ではありますが、すごくできる生徒以外は、一題一題添削して返して、吟味する時間をきちんととらせることです。

それ以後は全国の入試問題を、解かせていきます。こちらも一題一題添削して、吟味する時間をとらせます。

 

〇文章を要約する力をつける。

 試験までに要約に時間を使える場合は正攻法で解き方を教えていきます。要約の仕方はここで書くまではないこと(どこにでも書いてある)なので要約に勉強時間があまり使えないときはどうするかということを書いていきます。どうするかと申しますと、要約の「型」を教えていきます。中高一貫校の文章は素直な問題が多いので、こちらが書き方の「型」を作り、その練習をさせていくことをします。そうすれば、次第に書けるようになります。

 

〇意見文を書く力をつける。

 これは一言で言えば「弁証法」を身に付けさせるということになります。これも「型」にはめていきます。

 

〇思考問題を解く力をつける。

 思考力をつけるというよりも、パターン分けをできるようにするというほうが、的を得てる気がします。問題をたくさん解かせて、これはAパターン、これはBパターンというように、子供たちにはパターン分けができるようになってもらいます。

 

神奈川県立中等教育学校の適性検査は、よく練られている問題で、試験時間と問題が合致しているので、正攻法の勉強法でよいのですが、南附中の適性検査は試験時間と問題の難易度が合致していません。ですから合格点をとらせるためには、上記のような「型」及び「パターン化」が有効です。